ウオータークラフトの釣り

湖やリザーバーなどスティルウオーターから川のドリフトの釣りまでカバーする、心強〜い味方。それが小型ボート。


 FF先進国であるお隣アメリカ合衆国のフライフィッシングに欠かせない道具の一つといえば、マッケンジーボートやジェットボートなど各種のウオータークラフト。かの地では湖やリザーバーなどのスティルウオーターはもちろん、河川でもボートの利便性を活かした釣りがさかんだ。川を下りながらボートの上からストリーマーの釣りをしてみたり、カーブを曲がるたびに現れる景色を眺めながらお弁当を食べたり、遠くの浅瀬にライズを見つけてはボートを岸につけてウエーディングでねらったり。そんなふうにより気軽に、多面的におもしろおかしく川下りの釣りの1日を楽しんでいる。

 ボート釣りのよいところは、川であれば岸伝いにはなかなかアプローチできない場所に行けること。ガイドの操船するボートで移動しながら、左岸右岸にかかわらず、いかにも大型のマスがついていそうな流れ込みやプールだけボートを降りてロッドを振る。また、ドリフトボートの釣りは歩く距離も最低限になるから脚力に自信のない方にも悪くない手段だと思う。十勝では、水量が安定期に入った時の本流域がドリフトの釣りを楽しめるフィールドになる。

 スティルウオーターでは言うにはおよばず。何より岸からはねらえない場所を釣ることができる。たとえば、陸からアクセスできないインレットをねらったり、岸からは自由にキャストできない切り立った崖下のポイントをねらうことも。さらには好みの場所で上陸して釣るなど、ボートの釣りはまさに自由自在。ライズするマスを驚かさないようボートを近づけるには、想像いじょうに操船のコツや経験が必要だけど、そこはガイド任せでいい。作動音が静かなトローリングモーターでライズを追いかけることもできるし、のんびりしたい時は、地形図はもちろん魚探で湖底の地形とベイトフィッシュの群れを読みながらハーリングやトローリングもできる。シンキングラインの釣りではボートをアンカリングするので、思うぞんぶんリトリーブの釣りをじっくり楽しむことが。もしも素晴らしい1尾が釣れたらボートを岸につけて写真を撮ればいい。川の釣りやショアからのウエーディングの釣りもいいけれど、ボート釣りは効果的でとびきり愉快な遊び。足腰に自信のないシニアにもぴったりです。自信をもっておすすめいたします。

 ボートの釣りの際はPFDを着用いただいております。なお、水辺までの積み降ろしなどランチングの際はお手伝いをいただくことがあります。あらかじめご了承ください。

 ボートの釣りが楽しめる阿寒湖の釣りはこちら>

 ガイド時のボート利用料金はこちら>

最大サイズに巻いたハルゼミパターンをひと飲み。これぞ北海道ビッグ・ドライフライの釣りの真骨頂。
最大サイズに巻いたハルゼミパターンをひと飲み。これぞ北海道ビッグ・ドライフライの釣りの真骨頂。
必要なのはデリカシー。ドライフライにいきなりドバッと出てくるあたりはほとんどバスバグの釣りです。
必要なのはデリカシー。ドライフライにいきなりドバッと出てくるあたりはほとんどバスバグの釣りです。
常連ゲストが釣った”ごーまる”オーバー。このサイズが巨大なドライフライに出てくるのだから……もう、たまらない。
常連ゲストが釣った”ごーまる”オーバー。このサイズが巨大なドライフライに出てくるのだから……もう、たまらない。

ミンコタ社製36lb。小型ボートにはこれでじゅうぶん。
ミンコタ社製36lb。小型ボートにはこれでじゅうぶん。
こちらはレッドコアによるトローリング中のひとコマ。
こちらはレッドコアによるトローリング中のひとコマ。
バッテリー。大型のエレキを使う際には2台使用する。
バッテリー。大型のエレキを使う際には2台使用する。
釣れたのはアメマスでした。乗船時はPFDの着用がマナー。
釣れたのはアメマスでした。乗船時はPFDの着用がマナー。
ボートの釣りに魚探はなくてはならぬ存在。”釣れた”を”釣った”に変え、たしかな経験則にしてくれる。よいものは真似よ! という先達の言にならって、ポロシリでは過去に経験したさまざまな釣りのイディオムも取り入れています。
ボートの釣りに魚探はなくてはならぬ存在。”釣れた”を”釣った”に変え、たしかな経験則にしてくれる。よいものは真似よ! という先達の言にならって、ポロシリでは過去に経験したさまざまな釣りのイディオムも取り入れています。

フロートチューブ、ポンツーンの釣り

十勝で遊ぶスモールクラフトの釣りは魅力がいっぱい。

ドライにニンフにストリーマー、ねらい方は自由自在。プカプカ釣り、極上の遊び方です。
ドライにニンフにストリーマー、ねらい方は自由自在。プカプカ釣り、極上の遊び方です。

 フロートチューブやポンツーンの釣りはいい。第一にその機動力と手軽さが魅力だ。軽さによる恩恵ときたらフィールドでははかり知れないほど。

 脚につけたフィンで操船することに慣れてしまえばキャスティングは自由自在。アンカーをうてばシンキングラインの釣りも楽しめるし移動時にはハーリングもできる。安全性は高く、一度乗ってしまえば転覆させようと思っても自分ではひっくり返すことができないほど。船体が小さく動力は脚力だけだから発生するウエイク(波)は最小限。岸づたいに行くことができないような場所でライズしているマスに静かに近づくのに、これらのスモールクラフトに勝る道具ってあるのだろうか。何より電源や化石燃料要らず。フライフィッシングらしくてエコロジカルで……カッコいい!

 これは釣り人のための水に浮かぶカウチcouchだ。誕生は1940年代後期のアメリカ。ごぞんじアイダホの銘川シルバークリークなどでは、例年季節になればフロートチューブで川下りしながらライズを釣るのに病膏肓のファンがたくさん集っている。理由はサイコーに面白いからにほかならない。ポロシリが使用している艇なら水中に入るのは膝下だけ。腰まで浸かるものに比べ何より身体の冷えも最小限。十勝では、冬期を除く3シーズンをめいっぱい楽しむことが。初めての方でも操船のレクチャー付きだから安心です。

 フロートチューブに釣り道具やお弁当を詰め込んで、マス釣りに行きませんか? 楽しさ太鼓判の遊び方です。


目線が低いからやりとりは大迫力。ひときわ大きなマスがスプールを逆転させて猛突進すればフロートチューブごと引きずられて……もう気分は『老人と海』。拡大してご覧あれ。
目線が低いからやりとりは大迫力。ひときわ大きなマスがスプールを逆転させて猛突進すればフロートチューブごと引きずられて……もう気分は『老人と海』。拡大してご覧あれ。
ランチや飲み物、釣り道具やカメラなどはカーゴポケットに入れておく。ポロシリのOUTCAST艇ならウエーダーはウエストハイでも楽しめます。PFDの着用はマナーです。
ランチや飲み物、釣り道具やカメラなどはカーゴポケットに入れておく。ポロシリのOUTCAST艇ならウエーダーはウエストハイでも楽しめます。PFDの着用はマナーです。
ガイド艇には魚探を付けることも少なくない。水温が上昇する盛夏の日中、マスはボトム周辺だけに集まっていることも。ニンフィングやストリーマーの釣りの心強い味方だ。
ガイド艇には魚探を付けることも少なくない。水温が上昇する盛夏の日中、マスはボトム周辺だけに集まっていることも。ニンフィングやストリーマーの釣りの心強い味方だ。

ガイド時のフロートチューブおよびポンツーンのご利用料金はこちら>

フロートチューブやポンツーンの釣りが楽しめる然別湖の釣りはこちら>

食わず嫌いはもったい! 

スティルウオーターのスモールクラフトの釣り。

 

「フライフィッシングはやっぱり川だよ……湖でボートなんてさあ……」。国内の多くのフライアングラーを見る限り、スティルウオーターの釣りに諸手を上げて賛成する人は少数派かも。でも食わず嫌いはもったいない! 独自のコンパウンドテーパーによって不世出の天才といわれるミシガンのバンブーロッド・ビルダー、ポール・ヤングが湖のボートの釣りが大好きだったこと、それらの経験が数多くの銘竿誕生の原動力だったことをご存じだろうか。底なしの潜在力=味わい方自由自在の魅力がスティルウオーターの釣りやウオータークラフトの釣りにはある。ぜひ一度楽しんでみてほしい。スティルウオーターの釣りは興味ぶかい。湖底の地形変化はもちろん、気温や水温、方角や風、潮目、水温躍層などをきちんと把握すればシーズナルなパターンが透けて見えてくる。そして、具体的なデータがとれたら確実に次回の釣りに活かすことができます。さらに! モダン・ボートフィッシングにおける魚探の有効性が今一つピンとこない方は右の動画をご覧あれ。


 

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