39th FIPS-Moushe World Fly Fishing Championship 2019 その3

日本は世界に取り残されている?

 川や湖沼など淡水のマス釣りであるにもかかわらず、日本では世界大会や、その釣りの実際はほとんど知られていません。フライフィッシング業界を牽引している日本のメディアはそれらを取材・報道していませんし、関係者で試合に出場したという人も聞いたことがない。小売店はもちろん、著名人、メーカー、輸入代理業者も、その実態をよく知りません。これでは、趣味で楽しんでいる人が知らなくても無理もありません。

 でも、これって本当にもったいない。大会のことはともかくとして、釣りそのものには、競技によって洗練されたエッセンスがたくさん詰まっているからです。

 競技の環境や実態において、日本が世界にひどく遅れをとっているのも事実です。たとえば、ユースチームの存在はどうでしょう。参加国こそまだ多くないものの、世界ではすでに18回もユースの大会が開催されています。米国では、日頃から寄付を募り、アパレルメーカーや用品メーカーなどがスポンサーについて活動を支援しています。ユースの役員には、日本でも知られているジョー・ハンフリーズさんも名を連ねています。活動は多岐にわたり、定期的な練習やクリニックなどはもちろん、河川の保全活動まで組み込まれています。

 なるほど、そりゃ選手層に厚みがあって当然というよりほかありません。だって業界自らが、子どもたち、すなわちその国のフライフィッシングの遥か先の未来までを育てようとしているのですから。日本はどうだ?

 

 私が世界大会のをことを知ったのは約20年前の2000年頃ですが(知人が参戦しました)、今回エントリーを決意した当初の理由は、当代きってのコンペティターのマス釣りを自分の目で見たくなったからです。また、これらの世界大会を揺籃に、より洗練されたモダンなマス釣りのメソッドが誕生したり、今をときめく気鋭の名手が何人も輩出されていることを知っていたからです。

  試合に出場した結果、想像した以上の量と質で大会の洗練を受けました。恩恵は少なくなかった! そして、知らなかったことが大量にあったことはもちろん、自分が知らなかった内容にも驚きました。

  おかげで、長期的なプランとしていつか実現したいテーマや、具体的に来シーズンからポロシリのサービスに導入・提案するコトができました。川であれ、湖の釣りであれ、さらに楽しみが増えたというわけです。また、フォローすべきヒト、コト、モノなどについても、新しいテーマが見つかりました。日頃からシリアスに取り組むべきことがなんであるかも、少しだけわかったような。

  今回の経験とそこから得たインスピレーションは、来シーズン以降、ポロシリにいらっしゃるゲストのみなさんと共有できるものと信じています。

 大会や競技そのものがどうこうということではありません。日々の釣りに落とし込んで、できるだけたくさんの人がその効果に驚いたり、マスたちの反応を楽しんでこそのエッセンス、です。ぜひ一緒に楽しみましょう!

 十勝の釣りは、さらに楽しく、さらに刺激的になることはまちがいありません。来たる2020シーズンが楽しみです。(続く) 

湖のボートフィッシングのセッション時は、1艇に2人(2チーム)の選手が同船して競技を行なう。このセクターの日本のボートは9番、ボートパートナーはRSAつまり南アフリカの選手であることがわかる。セッション2、ペンストック・ラグーンにて撮影。写真をクリックするとグーグルマップに移動します。
湖のボートフィッシングのセッション時は、1艇に2人(2チーム)の選手が同船して競技を行なう。このセクターの日本のボートは9番、ボートパートナーはRSAつまり南アフリカの選手であることがわかる。セッション2、ペンストック・ラグーンにて撮影。写真をクリックするとグーグルマップに移動します。

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コメント: 2
  • #1

    Ishida (月曜日, 20 1月 2020 21:15)

    今年も行きますのでよろしくお願いします‼️

  • #2

    管理人 (水曜日, 22 1月 2020 10:52)

    Ishidaさん、お待ちしております! m(ーー)m