Fly Line

 フライラインを新調しました。

 買ったのはS.A.社のニンフ用4番のフローティングラインNymph/Indicatorです。

 まぁー、廃盤になったこんなマイナーなラインを買うのも、元といえば超モダン……というよりヘンテコで使いづらい!?……4番10フィートなんてサオを使っているから。さらにその元をただせば、シーズン中用いる機会の少なくないシングルハンドのニンフの釣りを、少しでも快適に、ほんの少しでも効果的に行ないたいから。ともあれ、今回も自分のウデを棚に上げての、モノ頼りの、ささやかなバージョンアップ、です。

 このライン、注目すべきはその重さです。ジャーン! メーカーが公表しているGrain Weight(レベルティップ部を除く先端から30フィートの重さ)はなんと198グレイン、なのです。4番ですよ、4番! 

 テーパーや素材などの違いこそあれど、先端30フィートが約200グレインのラインといえば、多少ヘビーウエイトのストリーマーだろうが、バルキーで空気抵抗があるものだろうが、たいていのものをデリバリーできる重さ。

 ……ってことはラインが太いんでしょ? とツッコミたくなりますが、このラインはさにあらず。たしかに、ライン先端、ループのすぐ後ろあたりのライン直径は手元にある同社製旧SUPRAのWF-7-F(!)ほどの太さ。ですが、フロントテーパーが終わって以降のベリー部の直径は、なんと同社AIRCEL DT-4-Fのベリー部とほぼ同じ直径なのです。現代のテクノロジーってすごいのですねー。

 細いのに重さがある。これって佳日のシルクラインのよう。さらに「よく浮く」ならば、釣りにおけるぜんたいの効能は火を見るより明らか。あんな場所のこ〜んなデッカいマスを釣るためのフライや仕掛けがいろいろ思いつきまくって……もう……ワクワクしまくりなのです。

 ちなみに、こちらの後継機種らしき同社の現行品、WAVELENGTHのNymph/Indicator WF-4-FのGrain Weightは150グレインです。都合48グレインも軽くしたのですね。なるほどなー。

 さて、現行品と廃盤品、最大の違いは、なんといっても”考えた人”。やはり、何事も人がいちばん大事かも。そして、”マスと水に近い人”が考えることは興味ぶかくて面白い。ちなみに、ディスコンになっちゃったほうのヘビーな同ラインのデザインは、16歳から(!)マディソン川でガイドやってる、ケリー・ギャロップさんによるものであります。

 ギャロップ先生、昨今とみに脂が乗ってますねー。現在は移籍してAirflo社でコンサルなさってる。同社の日本語カタログにはこうあります(以下、一部抜粋)。

「(中略)私はカジュアルな釣りを好みません。それは巨大なプレデターを求める厳しい狩りですから〜(中略)それらの製品は白衣を着た技術者ではなく、激しく釣りをする人間によってテストされたことを保証いたします」

これまで使っていたのは、サンセット色の同社MASTERY NYMPHテーパー4番(古っ!)。懐かしいけど現役の、Anglers Image社のラインワインダーで綺麗に巻き取りました。
これまで使っていたのは、サンセット色の同社MASTERY NYMPHテーパー4番(古っ!)。懐かしいけど現役の、Anglers Image社のラインワインダーで綺麗に巻き取りました。
AIRCEL DT-4-Fのライン先端(左)と”おニュー”ラインの先端(右)を比べると……。これで同じ4番? なのです。
AIRCEL DT-4-Fのライン先端(左)と”おニュー”ラインの先端(右)を比べると……。これで同じ4番? なのです。